常念山脈縦走2016 ~壮大な景色とともに・・・~

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山域:北アルプス

日程:2016/6/3-4

メンバー:みっちゃん、Muu

 

今年のGWに計画していて、荒天予報のため中止した北アルプスを縦走してきました。(Muu)

ルート

6/3 中房温泉-合戦尾根-燕山荘-大天井岳-大天荘にてテント泊

6/4 大天荘-常念岳-蝶ヶ岳-三股

(当初計画では、6/4は蝶ヶ岳ヒュッテでテント泊し、6/5に下山予定でしたが、5日未明からの雨予報を受けて4日に下山しました。)

6月2日に仕事を終わらせ、高速で長野へとひた走る。ひどい渋滞は無く、日付が変わらないうちに梓川SAに到着し仮眠。翌朝、穂高神社裏の駐車場へ停め、中房温泉行のバスを待っているとタクシーの運転手から声がかかる。ちょうど人数も揃ってバスよりも一足先に中房温泉へ。運転手さんは「今日は今年一番の天気だよ」と嬉しい言葉をかけてくれ、中房温泉へ着くと写真も撮ってくれた。空は、実際に雲一つない最高の天気だ。

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中房温泉で、水筒をフルタンクにし北アルプス三大急との1つ、合戦尾根を登って行きます。「重い。」燕山荘泊まりや日帰りの身軽な登山者に抜かれるが、こちらは、うさぎとカメに例えればカメ。ゆっくりと疲れない歩きを意識して、休憩を減らす作戦で合戦尾根を予定通りに登った。

燕山荘に着くと、槍ヶ岳が「ドンッ」と待ち構えており、登山者の皆さん楽しそうにしている。

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燕岳は、今回はパスし大天井岳を目指す。ここからは、比較的なだらかな稜線歩きだが、ところどころで、やせ尾根やアップダウンもある。燕山荘から先は、ぱったりと人気がなくなる。今年は雪が無いと言われながらも、さすがは北アルプス。残雪の多い山々が向かい側に並んでいる姿は壮観です。

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最後に本日のクライマックスとばかりに大天井岳への直登が待っている。(通常のトラバースルートは、積雪・残雪期は通行止め)ザレザレの直登ルートが疲れた体に堪えるが、最後の頑張りと思い細心の注意を払って登りつめると、大天井岳に到着。

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少し下った大天荘は、6月末が小屋開きのためか、最終的にソロの方が3組到着しテント4張り、風は少し強くなりましたが静かな夜でした。

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翌朝、素晴らしい日の出を見て、昨日の疲れも吹っ飛びますが寒い、さすが3,000m弱あるだけはある。テントを撤収する際には久し振りに指先がしびれました。

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ここからは、常念小屋手前までは広く歩きやすい稜線でしたが、残雪の上を歩く場所では、早朝で雪が締まっていたため緊張しました。また人気がいないのも幸いしたのか、雷鳥に何度か出会うことができました。

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常念小屋の手前で大きく下って、また常念岳で大きく登ります。小屋番さんからこの先蝶ヶ岳までは、ちょっとしたアップダウンがいくつかあるので、コースタイム以上にかかるというアドバイスをいただき、少しペースを落として疲れにくい歩きを意識しました。

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前日は荷物も重く足が疲れました。今日も何とか蝶ヶ岳が近づき疲れてきましたが「もうすぐだ。」と安心し始めたところで、奴らがやってきました。ブヨです。蝶ヶ岳山頂近く以外はまとわりついてきて、精神的に参りました。今晩からの雨予報で今日中に下山すると決めて三股まで下る途中も多い。常に手で払いながら歩く状況、足元には残雪が所々にあるのに、これは危ない。・・・ってわけで帰宅後に防虫ネットをポチッとしました。

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