梅雨を避けて東北山行ツアー2015

dakekanba-admin

山域:月山、鳥海山
日程:2015/7/4~5
メンバー:みっちゃん、Muu

 奥穂南陵及び奥穂~西穂の縦走を計画していましたが、天気だけはどうしようもなく、悪天候の予報・・・中止するか迷いました。
しかし、天気予報で東北地方の天気が比較的良いのを見た途端、私の心の中にも梅雨の晴れ間が訪れたのでした!(Muu記)
150704-01

 7月3日(金)の夕方のヤマテンで北アルプスを諦めた私たちは、集合後に一路東北へ!集合時には降っていた雨も福島県に入った頃には止んで「計算通り!」と、安心して仮眠をしながら月山の登山口の1つである湯殿山口に着いたのは、観光客が訪れるような時間、素早く準備をして登山開始!
150704-02150704-03

 登り始めは沢沿いをなだらかに進みますが、すぐに“月光坂”の急登になります。階段状に並べられた石の上を登っていきますが、朝まで降っていた(?)雨のため濡れているため慎重に登ります。石段に続いては、はしごの連続。坂を登りきった後も石畳の道が続き、とてもよく整備された道に、感心しながら山頂である月山神社に到着しました。
150704-04

 休憩所で下山時の装備を確認し、下山開始。山頂では時折強かった風もすぐに止まり、花を楽しみながらの下山となりました。月山は「花の百名山」とも呼ばれるほどだけあり、見たこともないキレイな花をたくさん見ることが出来ました。
150704-05150704-06150704-07150704-08150704-09150704-10150704-11

 湯殿山神社まで降りてきた際には、修行をされている方々の様子を見ることができ「出羽三山に来たなー」と実感できました。

 下山後は、日本海側へと移動しさらに北上、鳥海山の麓である酒田市で温泉、食料調達を済ませ、日本海へと夕陽が沈むころには、登山口である湯の台口駐車場へ移動完了。

 夕食のデザートには酒田市の“ごっつお”(ご馳走の方言)である卵寒天、メインは地元山形産の野菜を多く使った鍋をラーメンで〆て早めに就寝しました。

 朝4:00に起きて車から出ると、正面には出羽富士とも言われる鳥海山の美しい山容、振り返ると見渡す限りの雲海と、雲海から昨日登った月山が顔を出している素晴らしい天気。
150704-12

 朝食は、短時間で登山に必要なエネルギーへと消化されるパスタをミートソースでいただきます。装備を再確認して登山開始!
しばらく進むと、早くも素晴らしいパノラマが広がる。こんな開放的な景色の中を登って行くと、疲れなんて感じないのではないかと思ってしまう。登山道は、山頂へと向かう直線状の石段を登っていくと、左右に曲がり斜度もなだらかになり横目で景色を眺められるポイントを通過する、ということを繰り返しており、疲れすぎず退屈しないリズムの良い道だと感じました。
150704-13

 1時間ほどで大雪渓の取り付きに到着、ピッケルを持ち登っていきます。早朝のため雪は固いですが、アイゼンまでは要らないと判断。(他人によって、軽アイゼン等を装着しています。)下山時もこの固さならアイゼンを付けようと決めて、1時間ほどで雪渓を詰めて、夏道を30分ほど登ると鳥海山の最高峰である新山(しんざん)が見渡せる外輪山上に到着。
150704-14150704-15150704-16

 ここからはアップダウンも少ないため、右側は大パノラマ、左側は荒々しい外輪山の崖という、大自然の素晴らしい景色を楽しみながら進みます。
150704-17

 新山は、岩だらけでここはマイクロ穂高だ!?と想像しながら、岩場を楽しんで登りました。新山の山頂は、これまたマイクロ槍ヶ岳!?という狭い山頂で、たくさんの人が記念写真を待っていました。
150704-18150704-19

 下山時の大雪渓では、来シーズンの雪山で素早く安全に下山するための方法の1つとして購入したソリの試運転を実施して、実用の目途がついたので、あとは楽しく滑って下山しました。
150704-20

 南北に長い日本列島です。梅雨シーズンだからと言って諦めずに登山を楽しんでみてはいかがでしょうか?来シーズンの梅雨では北海道の山も良いな~♪とみっちゃんと話しながら帰路につきました。
 でも、・・・来シーズンのその前に、奥穂南陵は再度計画し実施するつもりです!!!